古都Laz氏について

ご紹介

VMusician/VTuber 古都Laz 氏

フルート演奏と歌を武器に、VTuberとして約7年半にわたり活動を続ける古都Laz氏。幼少期から音楽が身近にあった環境の中で、友人に誘われるがままに入った吹奏楽部で全国大会金賞を経験。大学ではアカペラサークルへ。そして「面白そう」という純粋な好奇心からVTuberの世界へと踏み出した。フルートと歌、どちらも「歌うように」表現することにこだわる古都氏が、自身の音楽のルーツや活動への思い、そしてこれからの挑戦について語ってくれた。

インタビュー全文

音楽・フルートとの出会い

Tukkun

——VTuberとしてフルート演奏や歌の活動をされている古都Lazさんにインタビューができて大変光栄です。早速ですが、音楽を始めた理由について聞かせてください。

古都Laz

僕の場合は両親も結構音楽が好きで、父親は小さい頃にバイオリンをやっていたり、サックスとか、それこそ安いフルートを持っていたりしたんですよ。母親もエレクトーンとかピアノをやっていましたし、ご飯の時にジャズとかボサノバとかいろいろな音楽が流れている家庭でしたね。もちろんテレビを見ることもありました。

古都Laz

楽器を始めたのは、本当に物心も付いていない時で覚えていないんですけど、バイオリンをやっていたみたいです(笑)。小さい僕がバイオリンを構えている写真があります(笑)。そこからは、小学校4年生ぐらいからピアノを始めまして、卒業まで続けてたんですけど、中学校に入ってから吹奏楽部に入ったのをきっかけにフルートを始めました。

Tukkun

——フルートを始めた部分についてもぜひ詳しく教えてください。

古都Laz

そこで、フルートに出会うことになるんですけど、父が買った安いフルートが家にあったから選んだみたいな感じです(笑)。

古都Laz

吹奏楽部に入ったのもなんというか、小学校からの友達に「入ろうよ!」って言われてじゃあ入るかぐらいの感じだったんですよ。でも入った吹奏楽部がすごい強豪校で……(笑)。そういうのを知らずに入ったんですけど、朝からブレストレーニングしながらランニングしたり、腹筋とか腕立てとか筋トレしたりみたいな感じでだいぶ訓練されてました。そのおかげで全国大会で金賞を取らせていただいたこともあります。本当に強豪校なんて知らずに入ったし、友達に誘われて流れで入ったんですけど、相当フルートの基礎はたたき込んでいただいて、そこはすごく大きいものになったなって感じでした。

Tukkun

——すごい! それに結構自分のやりたいことをやらせてもらえていた感じなんですね!

古都Laz

そうですね。親も音楽が好きではあるんですけど、別にプロとかではないので「プロの道に進みなさい」とかそういうのはありませんでした。さっきも話した通り、ご飯の時に音楽が流れている家庭ではあったんですけど、ちゃんと聴いてなかったので(笑)。振り返ったら「そういえばこんなジャンルの曲が流れてたな……」ぐらいの感じでした。

歌との出会いとフルート再開

Tukkun

——中学校卒業後についても聞かせてください。

古都Laz

音楽系の高校に行くかどうしようかっていう選択肢はあったんですけど、勉強も好きだったので進学校に行きました。高校でも吹奏楽部は続けていたんですけど、そんなに吹奏楽が強い学校ではなかったのもあってか、その辺りから歌にも興味を持ち始めましたね。

Tukkun

——ぜひ歌との出会いについても聞かせてください。

古都Laz

吹奏楽部で一緒だった友達とカラオケに行って、ハモリが入ってる曲とかデュエット曲を歌って遊んでいたんですけど、その辺りからカラオケで歌を歌うのが好きになったといいますか、一度吹奏楽とは違うことをやってみたいなって思ったんですよね。あとは、アカペラに憧れがありまして、当時テレビ番組でも結構放送されていたので、それもあって憧れていたんですよ。それで、大学に入ってからアカペラサークルに入って活動していた感じですね。

Tukkun

——憧れのアカペラサークルに入れたんですね!

古都Laz

そうなんです! ただ、仲良くなった友達やバンドを組んでいたメンバーが辞めちゃったり、知ってる人が別のサークルを立ち上げたりして、2回生ぐらいの時には行かなくなっちゃいましたね……。

Tukkun

——そうだったんですね……。そこからフルートを再開しようと思ったのにはどんなきっかけがあったんでしょうか。

古都Laz

実は大学在学中に触り始めたんですよ。中学から一緒にフルートをやってた後輩だったり、高校の同級生だったり、知り合いの知り合いみたいなそういう人を集めてフルートカルテットをやり始めたんですね。そこでコンテスト的なものに応募したり、カフェで演奏させてもらったり、いろいろやらせていただきました。

古都Laz

そこから知り合いの人が弾き語りとかギターの弾いてみたをニコニコとかYouTubeに上げてるのを見て、自分もやってみようかなって始めたのが、フルートを活動にしたきっかけでもあります。

音楽を活動に

Tukkun

——そんなきっかけがあったんですね! ぜひ活動を始めた部分について詳しく教えてください。

古都Laz

フルートで演奏してみたに挑戦する中でバーチャルYouTuberっていうものがあるらしいっていうのを知りまして………。四天王っていう5人がいるらしいとか(笑)。そのバーチャルYouTuberっていうものにフルート演奏を掛け合わせたら面白そうだなってことで、友達にもお話してみたら「面白そう」って言ってくれたんですよ。 ので、それで、秋葉原に一緒にパソコンを買いに行ったり、最初期にLive2Dモデリングとかもやってくれたりしてくれてました。

古都Laz

その友達も忙しくなってその後は自分で全部やるようになったんですけど、黎明(れいめい)期のVTuberって結構やったことがないことでも何でも自分でやってみるっていうクリエイター気質の人が多かったかなって印象がありますね。だから、フルートの指を動かすLive2Dも面白そうって思って自分でやってみたら動いてよかったなって思ってます(笑)。

フルートの演奏や歌について

Tukkun

——これまでの音楽遍歴について教えていただきましてありがとうございました。ぜひフルートの演奏についても聞かせてください。しっかりと基礎が感じられる演奏だと感じていますが、ここはいかがですか。

古都Laz

もともとは中学校でしっかり鍛えてもらったところが大きいのかなって思っています。ただ、今は音楽と関係ない仕事をしているので、フルートの技術力自体は下がってきているなと自分自身では感じています。指を回すとか、まっすぐな音を10拍伸ばすとか、そういうところができなくなってはいるんですけど、元の基礎力に助けられている部分はあるのかなと思っています。

Tukkun

——歌うようなフルートも特徴的ですよね。

古都Laz

歌が好きなので、自分にとってフルートと歌はつながっているようなイメージを持っています。音域的にもフルートの方が少し広めではあるんですけど、女性の声とフルートの音域が結構近いのかな。いずれにしても、雰囲気が近いところもあるので、ポップスをやる時は意識して歌っているような気持ちで吹いていることが多いです。

古都Laz

本当に歌もフルートも好きなので、「歌っているようにフルート吹くね」って言われると結構うれしいんですよ! 歌いたいなって思う曲は結構フルートで吹きたいなって思うことが多くて、逆も結構ありますね。最近はこの曲なら歌の方が映えるなとか、この曲ならフルートの方が映えるなとか考えるようになってきていてはいるんですけど、どっちでも同じ曲をやるのが自分らしさかなと思っています。配信中も曲の1番はフルートでやってみたり、2番は歌にしてみたりっていうことをやってます。あんまり、最初はそういうことをしていなかったんですけど、最近は頻度を増やして自分らしさにつながるかなって思ってやっています。

Tukkun

——なるほど! 歌もフルートのついでにやっているような感じではなく、しっかり練習されていますよね。

古都Laz

活動を始めた頃には歌も好きだったので活動初期から歌の動画を出していたのもありましたし、歌もフルートももっと表現したいことがあるのにって思っているので、最近ボイトレにも通っているんですよ! やっぱり、こう表現したいっていうことがあっても自分のスキルではできないことがあるので、もっと歌も上手になりたいなって思っています。

Tukkun

——フルートの音色に関してですが、結構尺八のようなかっこいい低音が目立つ気がします。これについても聞かせてください。

古都Laz

自分の声も高いし、フルートも音の高い楽器なのでやっぱり低音に対する憧れがあるんですよね。バリトンサックスとか、チューバとか、バンドでもベースってかっこいいじゃないですか! そういうないものねだりもありつつ、フルートの低音もかっこいいんだぞっていう気持ちがもあるからですかね。

古都Laz

あとは、どうしてもコンサートホールだとフルートの低音って音が飛ばないですし、トランペットとかサックスとかに吹かれたら一瞬で聞こえなくなるので、配信でもかなりマイキングに気を使ってますね。メインの高音もずっと近くで吹いてたらうるさくなるし、低音は拾いにくいっていうのもあるので、高音ではマイクから離して、低音の時には近づけてとか、自分の耳でモニタリングしながら結構調整をしています。

演奏をどう受け取って欲しいか

Tukkun

——本当にこだわりを持たれて音楽をやられていることが分かりました。そんな古都さんの音楽をみなさんにどのように聴いてほしいでしょうか。

古都Laz

僕としては、その曲ごとのイメージを表現したいと思って演奏しています。幻想的な曲は幻想的な雰囲気で表現したいですし、力強い曲を演奏する時には、やっぱり元気が出てもらえたらうれしいなって思ってやっています。ただ、聴く人の自由だと思うので、1曲の中でもいろいろな受け取り方ができると思うんですよ。元気な曲で元気をもらえる人もいれば、同じ曲でもつらい状況にある人は「こうなれたらいいな」って思うこともあると思うので、みなさんの状況に沿って、何かしら響くものがあればうれしいなという風には思いますね。

オリジナル楽曲について

Tukkun

——ぜひオリジナル楽曲である『Step by Step』について聞かせてください。作詞作曲もご担当されたようで……!

古都Laz

いやいや……! 僕自身は全然作詞や作曲ができるっていう感じではなくて、演奏してみたをやる時に間奏で即興をやるとか、周りにジャズをやっているVTuberさんも多かった影響で、以前よりはメロディーが浮かんでくるっていうぐらいな感じで……。ただコードも分かっておきたいなということで、少し勉強しようとした時期はあったりして、簡単な曲なら作れるみたいな感じです。

古都Laz

特に『Step by Step』に関しては、シェルさんやSomelさんと一緒に作りまして、最初はシェルさんと制作を進めようとしたんですけど、シェルさんが「作詞ってそんなにやらないからあんまり自信がないんだよね」って言っていて、その時に仲良くなったSomelさんがシンガー・ソングライターをやられていて、Somelさんも入れてやってみようかって制作が始まりました。自分一人ではきちんと作れないので、夜な夜なVRChatに集まってはどんな曲にしようかとか、どう進行していこうかって試行錯誤しながら制作しつつ、1番の歌詞は自分が付けて、2番の歌詞はSomelさんに作っていただいてとかそんな感じで3人で作り上げた楽曲になります!

Tukkun

——古都さんの見どころポイントはどこにあるでしょうか。

古都Laz

ストーリー性があるところにMVの見どころがありますね! この曲に僕自身が思っていることがあるんですけど、あることわざで「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」っていうのがあるんですよね。このMVでそういうところを表現できたかなというか、最初は一人でいるんですけど、後半では2人と合流して、最後はカメラマンさんにも合流してもらっているので、全員との関わり合いを見てもらえたらうれしいかなって思ってます。でも、全部見てほしいです(笑)。

これからの挑戦

Tukkun

——本当にいろいろ聞かせていただいてありがとうございました。最後に今後の挑戦や目標について聞かせてください。

古都Laz

フルートも歌もですけど、もっと表現の幅を広げていきたいというか、いろんな表現ができるようになっていきたいなっていうのは思っています。フルートって美しいとかきれいっていうイメージが強いと思うんですけど、意外とかっこいい曲も合うんだとか、いろんな部分を知ってもらえたらうれしいなと思っています。

古都Laz

歌についても、昔ビジュアル系が好きな時期があった影響なのか、無意識的にかっこいい歌い方をすることがあったんですけど、最近は表現の幅が広がったかなと思っています。力強い歌声を出す時もあれば、幻想的な曲では息を多めに入れるとか、いろんな曲に合わせていろんな世界観を表現できるようになっていけたらいいなと思っています。そのためにフルートと歌どちらも基礎的な技術も伸ばしていきたいですね。

古都Laz

フルートに関しては、最近あまり練習時間が取れていなかったりして、以前より技術的に思うように表現しづらいところがあったりするので、そこを取り戻していきたいっていうのがあります。
歌に関してももっとやりたい表現ができるように基礎的なところも伸ばしていきたいです。

Tukkun

——ここからいろいろなジャンルに挑戦していくわけですね!

古都Laz

そうですね! 歌でもフルートでもいろいろ挑戦していきたいです。特にジャズはずっとできるようになりたいなって思っている憧れのジャンルではあるんですけど、まずは今できることから幅を広げていこうかなという気持ちです。

活動での目標

Tukkun

——活動的な面ではいかがでしょうか。

古都Laz

チャンネル登録者10万人を目指していきたいなっていうのは思っています。ただ、数字だけ増えても意味がないと思っているので、実際配信を見に来てくれたり、動画を見てくれたりする人を増やしつつ、達成できたらうれしいなと思っています。

古都Laz

あとは去年からライブに出させていただく機会が増えているんですよね。やっぱりライブっていいものだなって感じるというか、吹奏楽ってライブというかコンサートじゃないですか。コンサートも良いんですが、ライブはまた違った良さがあるなと感じたので、もっとライブに出たいなって思うようになっています。

古都Laz

最近はバーチャルでアカペラグループを組んだんですけど、フルートもアカペラもできるライブがやれたらいいなっていうのは思っていますね。特にアカペラって知っている人は知っているみたいなジャンルだと思うので、もっと盛り上げられたらいいなと思っています。

みなさんへメッセージ

Tukkun

——最後にみなさんへメッセージをお願いします。

古都Laz

なんだかんだ活動を7年半ぐらいやっているんですが、ちょっとずつ人に知られる機会もありがたいことに増えてきています。もともと面白そうだからやってみるかぐらいのノリで始めたんですけど、今はいろいろな機会をいただいて、ファンの方と交流をしたり、配信にいつも遊びに来てくださる方がいたり、ライブを見に来てくださる方もいたり、あとはいろんな活動仲間との出会いを経て、もっともっと活動を頑張っていきたいなって改めて思っています。

古都Laz

今応援してくださっている方にもっと楽しんでもらえるように、そしてもっとたくさんの人に知っていただけるようにこれからも頑張りますので、これからもよろしくお願いします!

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