アカノ☆ビャクア氏について

VSinger アカノ☆ビャクア
VSingerとして活動するアカノ☆ビャクア氏が、2026年8月8日にリデビューを果たした。幼い頃のカラオケがきっかけで歌にのめり込み、会社員時代の環境変化を機にVTuberの道へ。さまざまなプロシンガーを参考に幅広いジャンルを歌いこなす一方、周年記念オリジナル曲には「その時々の自分」を詰め込んできた。今回のリデビューでは、これまでの支援への恩返しとして活動資金を投じ、新たな姿を手に入れた。9月6日には3周年を迎える彼女に、歌との出会いから今後の目標である「アニソンシンガーデビュー」まで、たっぷりと語ってもらった。
インタビュー全文
歌との出会い

——VSingerとして活動されているアカノ☆ビャクアさんにインタビューができて光栄です! ぜひ歌との出会いについてうかがえたらうれしいです。

ビャクア
実は小さい頃の私って、歌が好きでも嫌いでもなかったんですよ! 小さい頃に授業とかで歌うことがあればちゃんと歌ってはいたので、嫌いじゃなかったとは思うんですけど……(笑)。
そこから、同じぐらいの時期に家族で初めてカラオケに行ったんですよ。それが楽しかったのと、採点機能で結構点数が取れたので「(どうやら自分は歌が上手らしい……)」みたいに思ったのが歌にのめり込むきっかけでしたね。学校の先生からも「ビャクアちゃんは歌が上手なんだね。先生もそんな点数取ったことないよ」って言われたりしてさらにはまっていきました(笑)。

——そうだったんですね!

ビャクア
後はアニメが好きだったので主題歌を歌うのも好きだったし、当時ニコニコ動画もはやっていたのでボカロも日常的に聴いたり歌ったりしてました。そんな感じでどんどん歌うのが好きになっていった感じです。なので、習い事としてやっていた感じではないんです。
活動のきっかけ

——ずっと趣味で歌われていたということなんですけど、活動をしようと思ったきっかけってなんだったんでしょうか。

ビャクア
実はずっとやりたいなっていう気持ちはあったんですよ。でもどうやったらできるのかわからないし、環境もないしっていうので、いつかはやりたいけど心の中にしまっていた感じになります。

ビャクア
一番大きいきっかけとしては、昔勤めていた仕事で部署異動をきっかけに環境が合わなくなっちゃったっていうのがありますね。異動するまでは、仕事も趣味も楽しめていたんですけど、異動したら慢性的な人手不足で全然仕事は終わらなくて、残業もなんとか断ってはいてもそのやり取りそのものが嫌で……。いつこの状況が解決するのかもわからない状態が、泥沼にはまったような感覚で本当に嫌でした。
そもそも仕事は趣味のためにやるっていう風に考える人なんですけど、ある時大好きなポケモンの新作が出るのに、全くワクワクしないっていう自分にハッとしたんですよ。新作が出るっていうのに、「明日の仕事はこう進めなきゃ」とか「来月までにはこれを進めないと」とかってずっと、仕事のことを考えることしかできなくなっていて「これは自分じゃない」と思って仕事を辞めたのがきっかけです。

——それは大変でしたね……。

ビャクア
でも不思議とつらい時期でもカラオケに行ってストレス発散するとか、歌うこと自体は辞めなかったんですよね。
結局仕事を辞めるまで1年ぐらいかかってしまったんですけど、辞めるって決めてからはポケモンもやるし、やりたいことをやるし、今までたまっていたものがガーっと解放された感じになります! 再就職までの時間もあって「やりたいことをやるなら今しかない!」ってことでVTuberになりましたね!

——仕事を辞めたタイミングや憧れ等、いろいろなものが重なったんですね!

ビャクア
そうですね。後は、田舎に住んでいるんですけど、田舎ゆえに諦めないといけないことってあると思うんですよ。私も表に出る活動とは無縁だと思っていたんですけど、インターネットがあればチャンスはあるんだっていうのがわかったのと、当時VTuberさんっていうのが人気になり始めだったっていうのもあっての活動でした。それに絵も描けたし、描くのも好きだったのでいいなって思ったのもありました。

——本当にいろいろが爆発してのデビューだったわけですよね。

ビャクア
その一心でデビューはしたんですけど、でも具体的にどうしようかなっていうのはなかったんですよ(笑)。先ほどもお話したように歌がうまいっていう自信があったので「もしかしたら私がデビューしたら人気者になっちゃうんじゃね……⁉」なんて考えていたこともありました(笑)。子どもみたいな幻想を抱いていましたけど、今は地に足付けて活動しているような感じです。
他の選択肢は……

——歌を歌う活動で言えばいろいろな選択肢もあったんじゃないでしょうか。

ビャクア
色んな理由があったんですけど、まずは配信をしたいなっていうのがありました。なんかインターネット上で声を出して、お話をしてコメントをもらうってどんな感じなんだろうっていう憧れがあったんですよ。しかも自分の描いた立ち絵がかわいく動いたら楽しいだろうし、人気も出ちゃうんじゃねっていう感じの理由もありました!
もう一つは、名前を挙げて恐縮なのですが、個人勢大人気Vtuberのファム・ファタルさまの配信を見ていて、こんなに歌がうまくてかっこよくて個人勢で、完全なセルフ受肉でモデリングもしてっていうのに憧れていたので、スパッとVTuberっていうのが出てきましたね。
オリジナル楽曲や歌について

——ぜひ歌やオリジナル曲についても聞かせてください。本当にいろいろな歌を歌われていて、そのジャンルの広さに驚いたんですけど、その背景についても教えていただければと思います。

ビャクア
背景っていうほど大層なものではないですし、個人的にはジャンルを一本化した方が視聴者さんにとって聴きやすいのかなとは思ってます。憧れの人とかなりたい人への思いが原動力になっているので、そのジャンルそのジャンルで好きな人がいるんですよ。それこそ『灼熱どりーむっ!』は“JAM Project”さんみたいな感じで作詞作曲者さまの桜せちょさんにオーダーを出しました。
歌っていうところでいえば、ガナリは“Ado”さんを参考にしたり、こぶし回しは元”JAM Project”のメンバーかつアニメポケットモンスター・サトシ役で有名な松本梨香さんを参考にしたり、ずっとそれの繰り返しでやってます。

——オリ曲は本当にアカノさん100%っていう感じでとてもすてきだなと感じました。どういう意図で作っているんでしょうか。

ビャクア
『天晴レ紅白歌』『灼熱どりーむっ!』はそれぞれ周年記念で出しているんですけど、私の1年間の活動を通して今の“アカノ☆ビャクア”が出したいものってこれだよねっていう感じで詰め込んでるんですよ。なので、私が今みんなに伝えたいこととか、私がやりたいことを表現しているので私一色になってるのかなって思います。

ビャクア
『天晴レ紅白歌』は1曲目だし、1周年記念で初めてのオリ曲でもあったんですよね。それを振り返った時に、みんなに応援してもらっていた部分って明るい面とか、ポジティブさとかそういう縁起のいい紅白なカラーだなって思ったのが一つでしたね。

ビャクア
『灼熱どりーむっ!』に関しては、活動の2周年っていうがありつつ、前回の1周年のタイミングでVTuberをやっていくうえで大きな目標が欲しいなって思ったんですね。そう考えた時に、アニソンを聴くのも歌うのも好きだったので、アニソンシンガーになりたいっていう目標を掲げて2周年に向かって走ってきたんです。この曲はそんな夢に向かっていく私の熱い想いを表現したいという気持ちで作った楽曲になります。それこそ、アニソンシンガーとしてメジャーデビューして、みんなに憧れてもらえるようなすてきなアーティストになれたら夢だなって思っているので、“どりーむっ!”の部分にはそんな思いを込めています。楽曲の雰囲気としては、音楽をやるなら“JAM Project”みたいにっていう気持ちが一番強い部分ではあるので、色んな意味をかけながら夢を詰め込んだ楽曲になっています。

——そういう流れの中で『今日もいっしょにパタパタびゃくあ』は作詞作曲を担当されていますし、とってもかわいい曲になっていて他とはちょっと違いますよね。

ビャクア
『アカノ☆ビャクアの配信でおなじみのやつ』が欲しいなって作った楽曲なんですよね。幅の広さが欲しかったですし、「こんなかわいいエンディングもあるんだ!」っていうような入り口の一つにもなったらいいなって思ったのと、「この曲を聴いたら今日も寝られるぜ」みたいな安心できる曲にしようかなと思って作りました。
歌の活動で大切にしてること

——歌の活動を通して大切にしていることや感じてほしいことなどあるでしょうか。

ビャクア
歌の活動を自分がやりたい部分で区切ると、とにかくかっこよく歌う人たちを見て来たので、私もかっこいい存在になりたいなって思っています。子どもが特撮ヒーローとかプリキュアに憧れるように、私にとってのヒーローがアニソンシンガーさんたちだったんですよ。そんな風にかっこいい自分、自分のことを好きでいられる自分を表現するぞっていう気持ちで歌を表現しています。

ビャクア
その表現の先でみんなにどう感じてほしいかっていうと、自分が憧れたアニソンシンガーに対する「かっこいいな」「憧れるな」っていうような同じ感情、気持ちになってほしいなって思います。それに私にとって音楽ってお守りみたいな存在でもあったので、つらいことが起きたり、勇気が必要だったりとか、心細い場面で私の歌を聴いてもらって「勇気がもらえた」っていうような歌が歌えたらうれしいですね。そういう音楽作りができたり、そういう存在になれたりしたら本当にこの上ないよろこびだなってすごく感じています。

ビャクア
リスナーさんから「試験前で不安だったけど、オリ曲聴いたら勇気もらえたよ」って実際に言ってもらえたこともあって、夢がかなってるな、その言葉に救われてるなって思うこともあります。これをもっと世界に広げていって、届けられるようになったらうれしいと思ってるので、そういう気持ちを大切に今活動を頑張っています。
リデビューについて

——2026年8月8日にリデビューもされたということでここについてもぜひ聞かせてください。

ビャクア
最初にVTuberを始めた時って全然界隈のことを知らなかったので、「お姿よりも歌でしょ!」ってやっていたところがあったんですよ……(笑)。だから歌を褒めてくれる人はいっぱいいたんですけど、全然思うように伸びなくて……。それで、VTuberさんらしい立ち絵を勉強して、つい先日まで使っていた立ち絵を描いて活動していた感じになります。

ビャクア
今回のリデビューに関してだと、前のセルフ制作の立ち絵もすごく好きだったんですけど、やっぱり自分はイラストのプロではないので「プロの方に頼んだらここはもっと良くなるよな……」っていう気持ちはあったんですよ。それに、もっともっと活動を頑張っていって活動範囲を広げていくぞって思うと「セルフでやっていくほどの絵の技量があるだろうか」って自分自身を見つめた部分もあります。見た目から入ってもらったとしても、歌を好きになってもらったら、それはすごくいいことだなとも思ったのもあって去年の7月から計画してやっと今年お披露目になりました!
一言付け加えておきたいなって思うのは、セルフ受肉の見た目も「かわいいよ」「すてきだよ」って言ってくれて、私の表現したいものを応援してくれて本当にうれしかったです!

——これまでの活動資金を一気に入れ込んだともうかがいましたが……。

ビャクア
そうですね(笑)。後はありがたいことに、収益化が他の方に比べて早かったっていうのがあって、金銭的なご支援を頂いている期間が長かったんですよ。なので、「こんなに支援を頂いているなら還元しなきゃ」っていう思いと、よろこんでもらえるようなお金の使い方をするのが筋だよなって思ってリデビューにこれまでのお金を注ぎ込んだ感じになりますね。
本当にみんなからの支援がなかったら、リデビューにかじは切れてなかったなと思います。このリデビュー自体が皆さんへの恩返しです!

——本当にリデビューに向けていろいろな気持ちがあったと思うんですけどいかがですか?

ビャクア
始めて絵師さんに頼んで自分のお姿をブラッシュアップしてもらうってなった時には本当に「どうなるんだろう」って思ってワクワクでしたね! どんな方に依頼すればいいのかって考えないといけない部分もあったので難しかったんですけど、そこもクリアできて本当に良かったです。それに、私の描いたお姿を素案としてお渡ししていたんですが、さらっといろいろな要素を引き継いでくださって、最初からほぼ完成形だったのがすごく良かったですね! 「これはもうかわいいぞ?」って思いましたし、新しい姿を作り上げていく過程を楽しんで取り組めまして、本当にクリエイターさんにお世話になった部分もあるなと思っています。

ビャクア
後はいよいよLive2Dで動くぞってなった時が一番ワクワクしましたね! クリエイターさんにこだわりの部分をお伝えしながら依頼をして、納品されたものがアニメみたいに動いた時には本当にうれしかったです!
リデビューにあたっては、アニメのキャラみたいになりたいっていうテーマが実はあったんですよ。VTuberとして活動する中で、応援してくれる人がすごく身近に感じてくれるようなVTuberになりたいっていうのがあったので、立ち絵だけでも惹かれるようなところは目指しました。
今後の挑戦や目標

——本当にいろいろ聞かせていただいてありがとうございました。ぜひ今後の挑戦や目標について教えてください。

ビャクア
動けてはいないんですけど、やりたいなと思っていることが一つあって、有償の歌唱依頼を受けたいなって思っています。今まで全くゼロじゃなかったんですけど、今度は間口を広げて、企業さんであったりとか、仮歌の声当てであったりとか商業的な依頼をもっと受けられるようにしたいですね! やっぱりこれまで歌唱依頼を受けることにすごく受け身だったのでもっとアピールできる人になりたいですし、まだ詳細は決めてないですけど、どこかのサービスに依頼のフォームを作りたいです。

ビャクア
後はブランド作りっていう面も意識していきたいなと思っています。これまでめちゃくちゃ意識して来たわけじゃないんですけど、子どもが見ても楽しめるようなコンテンツ作りをしてきたんですよ。以前マシュマロに「明るくてポジティブなかっこいい歌声だから、そのキャラクターを前に出していったら企業さんからも好印象なんじゃない」って言っていただいたこともあったので、そういう方向でやっていきたいですよね。
大きな夢としてもアニソンシンガーを目指しているので、子どもたちに歌を届けるためのブランディングができてきているのかなとは思いつつ、その方向性で依頼を受けられるように頑張りたいです! まずは実績作りですね。

——活動的な面ではどうでしょうか。

ビャクア
リデビューをきっかけにワンマンライブをやりたいなって思っています! 全然そんな経験ないのでどうしたらいいか全くわからないんですけど、アカノ☆ビャクアが表現したい曲だけで構成されているワンマンをやりたいですね! 今まで他の方と一緒に出るライブには出演したことあったんですけど、その時とは比べ物にならないぐらい私一色のライブにしたいです!
皆さんへメッセージ

——最後に皆さんへメッセージをお願いいたします。

ビャクア
ここまでアカノ☆ビャクアが来られたのは、みんなのおかげです! ビャクアをここまで成長させてくれてありがとう! みんなの応援がなかったら、ここまで来られていないし、自分に自信を持って活動できているのもみんなの応援があったおかげです……! 本当にありがとう!
9月6日に3周年を迎えますが、すごく盛り上がっていると思います! 迎えた後も今までの応援に報えるような活動をいっぱい頑張りたいです!

ビャクア
ビャクアの大いなる夢であるアニソンシンガーデビューという景色をみんなと見られるように活動を頑張っていくので、みんなも無理せずに引き続き応援してくれるとうれしいです!