子鞠まゆ 氏について

ご紹介

Vsinger 子鞠まゆ 氏

イラストレーターとしての活動をきっかけにVTuberへと転身。VSingerとしても注目を集める子鞠まゆ氏。独学で磨いた歌声、マイクの使い分けからリフレクションフィルターまで徹底した音へのこだわり、そして「その時その時の感情を曲にしたい」という創作への真摯な姿勢——。「ずっと裏方として生きていく」と思っていた彼女が表舞台に立つまでの道のりと、これからの夢を語ってもらった。

インタビュー全文

音楽との出会い

Tukkun

——VSinger・VTuberとして活躍されている子鞠まゆさんにインタビューができて大変光栄です! 早速ですが、音楽を始めたきっかけについて教えてください。

子鞠まゆ

音楽自体は、本当に小さい頃ピアノ教室でエレクトーンを習っていたのが始まりですね。でもお家で怒られながら練習するのが苦手で……。なので、本当に2年ぐらいしかやってなかったです。ただ、その時のピアノ教室ってピアノだけじゃなくて歌もあったんですよね!

子鞠まゆ

歌を練習しながら音程をつかんでいこうとか、リズム感を学んでいきましょうとか、そういうのも練習していて、小さい頃から歌は好きでした! 学校の音楽でも合唱コンクールのパートリーダーをやっていたぐらいにはずっと歌が好きで、大きくなってからは一人でカラオケに行くぐらいにはずっと歌を歌っていました(笑)。

Tukkun

——怒られながらでよく音楽が嫌いになりませんでしたね……。

子鞠まゆ

ピアノは「もういいや」ってなった時期があったんですけど、歌に関しては怒られることもなく褒められることしかなかったですし、絵もそうだったんですよ。なので、「どっちもやりたい!」ってなって今に至る感じです!

イラストレーターとして

Tukkun

——歌の活動以外にもイラストレーターとしての子鞠さんももう一つの軸ですよね。

子鞠まゆ

そうですね。ただ、歌もイラストも趣味でやっていたので、そんなに真剣にはやっていなかったんですけど、働き始めてから体調をすごく崩して辞めちゃった時があったんですよ。そのタイミングでデザインの学校を紹介してもらったので、そこに通い始めてデザイナーになろうかなとも思っていました。でも趣味のイラストは辞められなかったんですよね。そこで「本気で絵を頑張る」って思って、開業届をバーン!って出しました(笑)。

Tukkun

——背水の陣すぎますね……(笑)。

子鞠まゆ

そこからは、一カ月に28枚描いてみたいな感じでやってました(笑)。

Tukkun

——最初はイラストレーターの活動がメインだったんですね。

子鞠まゆ

そうですね。「絵で食べていきたい」とか「絵でお仕事をしていく!」って思っていたので、最初はイラストレーターのVTuberとしてゲーム配信とか雑談配信をしていました。

YouTubeを始めようと思ったきっかけ

Tukkun

——そもそものYouTubeで配信をしようと思ったきっかけってなんだったんでしょうか。

子鞠まゆ

実はツイキャスとかIRIAMでも少し配信をしていたので、周りの方々にVTuberさんがいたんですよ。それに、ホロライブさんも見てましたし、ヒメヒナさんも昔から見ていたので、やっぱりずっと憧れはあったんですよね。でもVTuberになれるとは思ってなくて、最初はイラストレーターとして活動をしていたので、ファンアートを送る方だったんですよ。なので、表舞台に立つ側(がわ)じゃなくて一生サポートなのかなって気持ちでいました。

子鞠まゆ

ただ、イラストレーターをやっていたので、VTuberの娘ちゃんたちがいるんですけど、子鞠にネームバリューがなくて、宣伝してあげられなかったんですね。それならVTuberになって娘ちゃんたちを宣伝しようかなって思って始めました。そうすれば機材の設定とか配信の設定も教えられるし、宣伝にもなるしって考えてました(笑)。

歌を活動に

Tukkun

——そこからVTuberとしてどのように歌の活動を始めたんでしょうか。

子鞠まゆ

配信をするために使っていた機材があったので「せっかくなら歌でも歌おうかな」って歌っていたら、褒めていただける機会が増えまして、ゲーム配信とかよりも歌配信の方に人が来るようになったって感じです(笑)。
だから結構なんでもノリと勢いでやりたいって思ったことに突き進んでいって、あとからいろいろ付いてくるだろうって思っています(笑)。

オリジナル楽曲について

Tukkun

——要所要所で突進しているイメージができました(笑)。ぜひオリジナル楽曲についてもぜひ聞かせてください! 結構いろいろなジャンルをやられていますよね。

子鞠まゆ

そうですね。特に『はっぴーらびゅー』はステージで盛り上がれるようにThe アイドルソングみたいな感じになってますね。合言葉のように「いつもありがとう」ってリスナーさんと言い合ってるんですけど、それを歌詞として入れて「みんなのおかげだよね。一緒に頑張ろうね」っていう思いを込めています。さっきも言ったように、ずっと裏方として生きていくと思っていたので、それで自分も表舞台に立てたのは、本当にリスナーさんのおかげだなって思っています。

Tukkun

——次の曲が『トロイメライ』ですが、結構ダークな感じの曲ですよね。

子鞠まゆ

『はっぴーらびゅー』がアイドルな感じだったので、「3曲目はダークな感じがいいです!」って作ってもらったのが制作のきっかけでした。自分のダークな部分というか、黒い部分を出してみようと思って、この時ってちょうど「画面の前の子鞠まゆ」にこだわっていたんですよ。「みんなの前に立つならこういうこと言っちゃだめだな」とか「みんなの前に立つならこういうことしないよな」とかって無意識的に自分を飾ってたところがあって……。そういう部分を黒いところだなって思って歌詞にした楽曲になります。

Tukkun

——最新の楽曲が『Brightest』でしたね。

子鞠まゆ

『Brightest』が作詞初挑戦で曲調も「バラードがいいです!」って指定させてもらった楽曲になります。それこそ、DAWの画面を見させてもらいながら一緒にメロディーを考えました(笑)。「ここ少し下げてください! ここは上げてください!」ってやらせてもらってます(笑)。

子鞠まゆ

それに『Brightest』には、一番星みたいな意味で付けたんですけど、一番星になりたいというか、夢が一番星みたいな表現ですね。これからの活動で遠くに行くことがあったとしても、ずっと最前線で応援しててほしいなっていう「わがままバラードソング」になっています(笑)。

歌唱力について

Tukkun

——オリ曲もカバー曲もシンプルにお歌が上手だったんですが、なにか特別練習はされていたんでしょうか。

子鞠まゆ

最初実家に暮らしていたので、実はあんまり配信もできてなかったんですけど、一人暮らしになって騒音問題とかが解決しはじめてから、ちゃんと歌を歌い始めました。そのタイミングで頑張ろうって思って、ただ、完全に独学なので正解なのかはわからないまま今もやっていて……(笑)。ボイトレにも行ったことがないですし、誰かに歌を聴いてもらってアドバイスをもらうみたいなこともしたことがないんですよね……。

Tukkun

——それでここまでっていうのはすごいですね。

子鞠まゆ

でも初期の歌枠から絶対に一人反省会はしていました! 今日の配信どうだったかなって聴き返して、「これは下手くそだな」とか「この曲は歌い方こうしたいな」みたいなことは毎回やっていました。メモをするとかまではしていないんですけど、歌もライブも絶対に一人反省会はしています。

歌へのこだわり

Tukkun

——ありきたりな質問で恐縮ではあるんですが、特にこだわっている点などはありますか。

子鞠まゆ

ロックな楽曲とか、カラオケ音源の楽曲とかでちょっとずつ歌い方を変えるみたいな感じで、伴奏によって歌い方を変えていますね。同じ曲でも、アレンジによって変わるので歌い方を優しくしたり、逆に強くしたりみたいな感じです。

子鞠まゆ

あとマイクも変えてます! 歌枠とか、録音の時とかは、パキっとしたパンチの効いてるマイクを使っていて、バラードとかピアノがメインになるような歌はシンプルな素材の音を録ってくれるマイクを使っています。

Tukkun

——それはすごいこだわりですね……!

子鞠まゆ

音質にはめっちゃこだわってますね。部屋鳴りも多少しちゃうんですけど、部屋にも吸音材を貼ってますし、マイクフィルターもリフレクションフィルターを使ってやっています。インターフェースにもこだわってます!

どう歌を聴いてほしいか

Tukkun

——本当に細かい部分にまでこだわって音楽を届けていることがわかりました。そんな歌をどのように聴いてほしいでしょうか。

子鞠まゆ

その時その時の気持ちで歌っていて、こういう風に考えてるのかなとか、こういう感情が入ってるのかなっていうのを受け取ってくれる人がいるんですよね。中には感想をくれる人もいて、動画にコメントを残してくれる人もいるんですよ。なので、その時その時に感じたことを感じてほしいなって思っています。

子鞠まゆ

あとオリ曲に関しては、解説配信もしていて、「この歌詞はこういう意味だよ」とか、「こういう風に思って作ったんだよ」っていうのをやっているので、オリ曲に込めた思いはみんなに伝わってるんじゃないかな。

今後の目標や挑戦

Tukkun

——本当にいろいろ聞かせていただきましてありがとうございました。ぜひ今後の目標や挑戦について聞かせてください。

子鞠まゆ

初配信ぐらいの時期にオリ曲のアルバムを出したいって言ってたんですけど、まだ4曲しかないので、オリ曲の満足パックみたいなのを作れたらいいなと思っています。
カバーだと楽曲が作られた背景とかどういうキャラなのかなっていうのを考えないといけないって思ってるんですけど、オリジナル曲って自分が正解じゃないですか。自分のメッセージを一番ガツンと入れられるので、ライブでも映えるし、オリジナル曲って思い出にもなりますからね。

子鞠まゆ

だから、今は「頑張るぞ!」っていう熱量のある曲が出るかもしれないですし、もしかしたら今後はマイナス思考な曲が出るかもしれないですね(笑)。その時その時の感情を曲にできたらいいなって思っています。結構アーティストさんって「昔の曲はこうだったのに、今の曲はこうだな……」みたいなのってあるじゃないですか、そういう歴史をかっこいいって思っているので、そうなっていきたいですね!

Tukkun

——ここは改善したいみたいな具体的な部分はあるでしょうか。

子鞠まゆ

歌ってる時もしゃべってる時も息が多めに出ちゃうんですよね。これがそもそもの発声になっちゃってて、どう改善したらいいのかもわからない状態なので、これを直せるんだったらボイトレとかにも挑戦したいなっていうのは目標の一つにありますね。そうすればいろいろな歌も歌っていけるのかなって思っています。

子鞠まゆ

雑綺うつろちゃんっていうVの娘ちゃんとNoctrickっていうユニットを組んでて、ライブにも出たり、動画も出したりしてるんですけど、娘ちゃんはパンチがあって力強い歌い方をするんですね。2人で歌う分にはバランスがいいのかなって感じるんですけど、自分の中ではちょっとコンプレックスで……。2人でこれを歌いたいのに、自分の歌い方に合わないって諦めちゃうのが嫌なので、本当に改善したいですね。

Tukkun

——活動的な面ではいかがでしょうか。

子鞠まゆ

歌唱依頼も引き続き受けていきたいなって思っていますし、増えたらいいなって思っています。あとは、キャラクターボイスもやってみたいとは思うんですけど、なかなか機会がないので、すごく気になっています。こういうのは口に出さないと声がかからないじゃないですか! だからいろいろなところに書いています!

子鞠まゆ

それに、チャンネル登録者も徐々に増やせたらいいなっていうのを思ってはいるんですけど、裏でいろいろやっているので、今って新規さんを増やす活動ができていないんですよね。なので今いる人たちを大切にしたいなって考えています!
あと、いずれはやっぱり3Dライブを自分の楽曲で歌って踊ってできたらいいなっていうのは最高にうれしい大きな目標ですかね!

ファンへメッセージ

Tukkun

——本当にありがとうございました。最後にファンのみなさんへメッセージをお願いします。

子鞠まゆ

いつも優しく包み込むように応援してくれているみんななので、本当に恩返しをしたいなっていう気持ちもあるし、すごい大切な人たちだなって思っています。みんながいるから、子鞠まゆが存在できて、自由に好き勝手にやれて、楽しく歌を届けられてるんじゃないかなって思ってるし、いなくならないでほしいなって本当に本当に大事に思ってます。
いつも大事にしてくれてるねって言ってくれる関係ではあるんですけど、改めて口にする機会もないかもしれないので、一生懸命夢を追いかけるので、一緒に寄り添っていただけたらうれしいなと思っています!

子鞠まゆ

恥ずかしい(笑)。

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